①-(b) 直角三角形の場合
シャボン膜は、三角形の内部の1点と3頂点を結んだ三つ叉の形になる。
△AEBと△AFDは合同な三角形になるので、点Eから3頂点に引いた線分の和は、BE+AE+EC=DF+FE+ECと表せる。
これが最小になるのは、D,F,E,Cが一直線に並ぶときなので、∠AEC=120°、∠DFA=∠BEA=120°のときと分かる。
このような点Eは、フェルマー点と呼ばれている。
これが最小になるのは、D,F,E,Cが一直線に並ぶときなので、∠AEC=120°、∠DFA=∠BEA=120°のときと分かる。
このような点Eは、フェルマー点と呼ばれている。
このシャボン膜の長さは、正六角形の一辺の長さを1とすると、CG=√3/2、DG=5/2より、CD=√7≒2.6 になる。
フェルマー点を作図するには、次のような方法がある。
△ABCの2辺を選び、それぞれの辺を一辺とする正三角形について、①それぞれの外心円の交点を求める、または、②正三角形をくっつけた四角形ACBDと四角形ABCHの対角線の交点を求める。
動的幾何学ソフト「Cinderella」を使って、「フェルマー点をみつけてみよう」(https://www.fumita.org/p/bycinderella.html)というWeb教材を作ったので、リンク先にて実際に触ってみてほしい。
これを動かしてみると、①(a)で取り上げた∠BAC=120°となるような三角形では、フェルマー点(E)は頂点Aに位置することも分かる。
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