③ 2つの線香を重ねた円の面積から調べる方法
2つの線香で隙間のない円をつくってみたが、正円というより楕円に近い。
短い方の直径(白)が105mm、長い方の直径(黄)が115mmであった。
平均をとって、半径が55mmの円と考えて面積を求めると、55×55×π=9498.5mm^2≒95cm^2 となった。
したがって、面積が半分になる円の半径は、√(95÷2÷π)≒3.9cm になる。
半径3.9cmの円をプラ板でつくり、蚊取り線香の中央に重ねてみると、内側から2周半から3周目までのところでプラ板の縁が線香上に重なる。その中央あたりとなるのは、①のひもで見つけたセンターポイント(2周と3/4)に近いことが分かる。
短い方の直径(白)が105mm、長い方の直径(黄)が115mmであった。
平均をとって、半径が55mmの円と考えて面積を求めると、55×55×π=9498.5mm^2≒95cm^2 となった。
したがって、面積が半分になる円の半径は、√(95÷2÷π)≒3.9cm になる。
半径3.9cmの円をプラ板でつくり、蚊取り線香の中央に重ねてみると、内側から2周半から3周目までのところでプラ板の縁が線香上に重なる。その中央あたりとなるのは、①のひもで見つけたセンターポイント(2周と3/4)に近いことが分かる。
④ アルキメデスのらせんの長さを計算する方法
蚊取り線香の写真から、図形ソフトでらせん曲線を描いてみた。
らせんの式を、r=aθ(0≦θ≦8π)と表し、らせんの長さLを求める。
x=aθcosθ
y=aθsinθ より
dx/dθ=a cosθ-aθsinθ
dy/dθ=a sinθ+aθcosθ
よって、√((dx/dθ)^2)+(dy/dθ)^2)=a √(1+θ^2) と表せる。
Lは、これを0~8πまで積分したときの値で求められるので、
L=Integrate[a Sqrt[1+θ^2],{θ,0,8π}]
ひもで測ったときの値(76cm)に近いといえるだろう。
また、「①ひもの長さから調べる」のときに、(2+3/4)周あたりが真ん中であろうと推測したので、0から5.6π(約2.8周)で積分してみると、ほぼ半分の値であった。
76cmの線香を両端から燃やしておよそ3時間かかったので、線香の燃えるスピードは、約12.5cm/時と思われる。
「60分で燃え尽きる蚊取り線香」の問題を出題するときには、12.5cmの長さの蚊取り線香を用意するとよいだろう。
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