2022年9月7日水曜日

傾いた立方体の展開図(3)

「菱面体」の展開図について、次に、「2つの頂点に菱形の3鈍角が集まる場合」(②の立体)を考える。


立方体の11種類の展開図における「注目する3面」については、前回(①の立体)と同様であるが、1点に集まる菱形の角については、「3つの鈍角」か「2つの鋭角と1つの鈍角」になる。すなわち、下図の青点に集まる3面の配置は、次のような4つのパターンに置き換えて考えることになる。なお、「注目する3面」以外の面のつなぎ方は必然的に決定される。


(a)型

(b)型

(c)型

(d)型

(e)型

(f)型

(g)型

(h)型

(i)型

(J)型

(k)型

2頂点に3鈍角が集まる菱面体(②の立体)の展開図の種類は、①の立体のものと同数であることがわかった。
繰り返しになるが、立方体の展開図が線対称である(a)(b)型については、裏返しをすることで同じになるものが2個ずつあり、点対称である(c)(d)(e)(f)型については、回転することで同じになるものが1個ずつ現れる。
したがって、11×4ー2×2-1×4=36より、この立体(②)の展開図は全部で36種類ということになる。

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