2022年3月10日木曜日

折り紙で色々な長さ(2)

(3)a の平方根(√a)の作図

[方法1]

正方形ABCD の1辺の長さを a とし、辺BC上にBE=1である点Eが与えられたとき、√a の長さを作図することを考える。
EC=GEとなる点Gをとり、2点E、Gにおいて辺BCと垂直となる折り線FE、HGを引く。
点C’ がHG上に重なるように辺BC’ を折り返したときにできた折り線BIとCC’の交点をJとする。
このとき、△JBE∽△CBJより、BJ:1=a:BJ  BJ^2=a  ∴ BJ=√a である。

[方法2]

辺BCを 1:a に内分する点Eが与えられたとき、BE=EG=1となる点Gをとり、辺BCに垂直な折り線FE、HGを引く。
図のように、点B’ が折り線HG上に重なるように辺B’Cを折り返して点Iを定め、折り線ICとBB’の交点をJとする。
このとき、△BEJ∽△JECより、1:EJ=JE:a JE^2=a ∴ JE=√a である。

[方法3]

辺BCを 1:a に内分する点Eが与えられたとき、BE=EF=1となる点Fをとり、辺BCに垂直な折り線GFを引く。
点B’ が折り線GF上に重なるように辺B’Cを折り返して点B’を定め、B’Fの中点Mをとると、MF=√a となる。
なぜなら、△B’FCについて、FC=aー1  B'C=a+1  より、
B'F^2=(a+1)^2ー(aー1)^2=4a B'F=2√a ∴ MF=√a 。

[方法4]

辺BCを 1:a に内分する点Eが与えられたとき、点Eを通り辺BCに垂直な折り線FEを引き、辺BCの中点Gをとる。
点C’ が折り線FE上に重なるように点Gのところで折り返して点C’を定めるとき、C'E=√a となる。
なぜなら、△C’EGについて、C'G=(a+1)/2、EG=(a+1)/2ー1=(aー1)/2  なので、
C'E^2=((a+1)/2)^2ー((aー1)/2)^2=a ∴ C'E=√a 。

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